JZS161アリストの低中速トルクアップの方法です。
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アリスト161は、ご存知の通り2JZのシーケンシャルツインターボエンジンです。
このシーケンシャル方式はプライマリータービン低中速時に働く小径タービンと、
セカンダリータービン高回転に働く大径タービンとの組み合わせで
吸入空気量を決定しています。
この切り替えをシーケンシャルポイントを決めるアクチュエーターでコントロールしています。
排気の圧力はエンジン回転数とエンジン負荷によって大きく異なりますが、
ターボだからあくまで高負荷時の話をしますね。
シーケンシャルポイントをコントロールするアクチュエーターは
アイドリング時はストッパーによりプライマリー側とセカンダリ側の比率が固定されています。
たとえばプライマリー:セカンダリーが8:2と仮定して
エンジン負荷状態でエンジン回転数が上がっていくとこの比率を5:5
さらに、高回転になると1:9というようにセカンダリー側に多く排気を流してコントロールしているんです。
JZS161アリストは街乗り仕様にしているから低中回転のトルクを増やす方向で
シーケンシャルポイントをセッティングしています。
これは実に簡単な事なんですよね。
プライマリータービンにもっと働いてもらうように
ストッパーを緩める方向にすると比率が限りなく10:0に近づきます。
これをする事によってプライマリータービンの排気の量が増えるからレスポンスも良くなり
加給の立ち上がりも良くなり低中速のトルクもアップすることになります。
このアリストではサーキットは走らないので、このセッティングにしていますが
サーキットを走る場合なら全く逆のことをすれば低中速のトルクはノーマルよりかなり落ちますが、
高回転はピカイチになります。
シーケンシャルをうまく使えば楽しいクルマになると思いますよ。
写真は見づらいけどフロントパイプ付け根のそばにストッパーはありますよ!