国産タイヤとアジアンタイヤタイヤの違いについての説明です
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輸入タイヤの中で激安タイヤで人気のアジアンタイヤ性能は国産タイヤと比較してどうなのか?
圧倒的な価格の安さというメリットもありますが、デメリットもあります。
アジアンタイヤ性能は毎年飛躍的にアップし、国産タイヤと同等なタイヤまたは
それ以上のタイヤ性能を発揮するタイヤも発売されるようになりました。
そのアジアンタイヤとのタイヤ性能違いを国産タイヤと比較して説明しています。
国の大きさも違えば、タイヤに求める性能も違います。
人件費面においても、コストは国によって異なります。
激安アジアンタイヤが
なぜ、いま日本でアジアンタイヤが認知され人気なのかを説明していきます。
国産タイヤとアジアンタイヤ性能の違いはどこなのか?
アジアンタイヤと国産タイヤの性能の差がどれだけあるのか?
なぜアジアンタイヤが人気なのでしょうか?
人気の秘密はアジアンタイヤの価格の安さです。
国産タイヤの価格と比較すると、アジアンタイヤの価格は1/3〜1/4の価格です。
タイヤの種類にもよりますが、国産プレミアムタイヤとアジアンプレミアムタイヤの価格を比べると
国産プレミアムタイヤ1本の価格で、アジアンタイヤ4本が買えてしまうという低価格が
最大の魅力でもあります。
私が、始めてアジアンタイヤの価格を見たとき、その価格の安さに驚きました。
あまりに値段が安かったので、初めはアジアンタイヤって大丈夫なのか?と思いながら
安かったので、買って履いてみて、性能の高さに驚きを隠せませんでした。
2000年前までのアジアンタイヤを試したことがありましたが
その頃のアジアンタイヤは、国産タイヤと比べても
比較にならないぐらい性能差があり、これは日本では売れないタイヤと思っていましたが
2006年以降になると、いきなりアジアンタイヤの性能が上がってきていたのには、驚きました。
アジアンタイヤとは、どこの国のタイヤ?
アジアンタイヤとは、日本以外のアジア諸国の台湾、インドネシア、 韓国、中国などの新興タイヤメーカーが開発し生産しているタイヤで、
アジア諸国以外の国のタイヤ技術を持ちこんで、アジア諸国で生産しているタイヤも、アジアンタイヤと呼んでいます。
すなわちアジアンタイヤはアジア諸国で生産されているタイヤの総称です。
激安タイヤのアジアンタイヤの性能が一気に上がったのはナゼ?
今まであらゆるアジアンタイヤを試乗し、テスト評価してきました。
2000年頃のアジアンタイヤは、まったく国産とは比較にならないくらい
すべてにおいて、性能が悪かったのは確かです。
それから10年の間、円高が続き日本経済が悪くなり、
日本で商品を製造し、海外への輸出では、価格が高くなり過ぎて
海外で売れないという危機感があり、日本タイヤメーカーは
海外に製造ライン、もしくは海外タイヤメーカーに技術提携という形を取って、
海外タイヤメーカーラインを使って価格競争に対抗する対策が打たれました。
超円高時代が長く続いたための対策に国産タイヤメーカーが踏み切ったということです。
アジアンタイヤ性能が急激にアップ
逆に言うと日本のタイヤ技術が流出
すなわち日本のタイヤ技術をアジア諸国に教えたことになります。
そこからアジアンタイヤの性能は、飛躍的にアップし始めました。
今でも、ウエット性能だけは落ちるものの、
ドライ路面でのグリップ性能は国産タイヤ勢と同等
そして2016年、ついに国産タイヤのグリップ力を上回る
ハイグリップタイヤも発売されています。
NANKANG NS-2R
コチラを参考に⇒NANKANG NS-2Rの特徴と評価
アジアンタイヤの性能は、飛躍的に伸びています。
タイヤメーカーのフラッグシップタイヤのプレミアムタイヤは
静粛性に関しては、いまだに国産タイヤより性能は多少落ちますが、
アジアンタイヤは、かなり静かなレベルになってきているところも驚きます。
摩耗してくると、うるさくなるのも、アジアンタイヤの特徴ですが
1995年あたりの国産タイヤも同じでした。
アジアンタイヤの特徴ですが、ゴム質が硬くなるのが
国産タイヤと比べると早いです。
そのため細かいヒビが入るのも早いです。
でもこれは国の違い、国の環境により考え方が違うので、
この1面だけ見てタイヤ性能が悪いとは言い切れません。
激安アジアンタイヤと国産タイヤの性能差が大きいのはウエットグリップです
路面が濡れている時のウエットグリップは
国産タイヤよりアジアンタイヤの方が大きく落ちます。
ウエット時は速度を控えて走行しましょう。
1日フリー走行のサーキットで午前中ドライ路面で
午後になると雨が降りウエット路面ということがあり
アジアンタイヤのウエットテストをした時の
ウエットグリップの無さには、メチャ驚きました。
国産タイヤの場合、ドライ路面のタイムとウエット路面との
ショートサーキットタイム差は
10秒〜12秒落ちぐらいになるのですが、
アジアンタイヤはの場合は15秒〜20秒落ちになってしまいます。
これだけでも、ウエットには弱いタイヤということが分かります。
一般道でも限界を超えない速度で走行すれば
問題はありませんが、ウエットグリップは
国産タイヤより劣るので、速度を抑えた走行を心がけましょう。
今時のアジアンタイヤのドライグリップは、かなり国産タイヤに
劣らない性能を示してくれています。
2015年頃から、アジアンタイヤも
ゴムにシリカを配合する比率が良くなり、
低温からのグリップとウエット性能が
飛躍的に向上してきました。
国産タイヤとのウエットグリップの差が
一気に縮まってきているのも、確かです。
激安アジアンタイヤはモデルチェンジまでが長いのも特徴
日本では考えられませんが、新商品が出てから
アジアンタイヤは、そのモデルのトレッドパターンを長年変えません。
日本人は、新商品を好むので、タイヤメーカーさんは
1〜3年で新商品を出してきますが
アジア諸国のタイヤメーカーさんの考え方は、
その商品を育てることに重点をおいています。
同じ商品名でタイヤのパターンも変わっていませんが
コンパウンド(タイヤが路面と接するゴム)を
変えて来たり、お客様の満足を得られるように
お客様の評価に耳を傾け、商品を育てリピートで
買って頂くことを重視しています。
同じタイヤ銘柄なのに、10年前のウエット性能より
今現在の同じタイヤ銘柄でも、ウエット性能は
段違いで改善されているタイヤもあります。
そして車の高性能化により、静かで乗り心地が良いタイヤが
求められるようになりました。
この点でもアジアンタイヤメーカーは
研究を続け、静かで乗り心地の良いタイヤのレベルを
上げて来ていることも確かです。
そうやって、お客様の声に耳を傾け、改善し、
支持されるタイヤに育てていこうというのが
アジア諸国のタイヤメーカーさんの考え方です。
NANKANGタイヤのハイグリップタイヤも進化し続けています
NANKANGタイヤメーカーから発売された
AR−1ハイグリップタイヤを試乗テストしたところ、
コチラを参考に⇒NANKANG AR-1の特徴と評価
国産グリップタイヤを超えるグリップ性能だったのにはビックリ
いよいよ、アジアンタイヤが国産タイヤの性能を超える時代になったのには
驚きを隠せませんでした。
サーキットでも試しましたが、タイムがS(セミスリック)タイヤと
同等のタイムが出てしまったのは、本当に驚きました。
この低価格のタイヤで、ここまでのタイムが出るとは・・・
サーキット好きで、毎回タイヤ代で困っている方には
本当に待ちに待った、ハイグリップタイヤですよ!
しかも国産Sタイヤの1/3の価格です。
アジアンタイヤが人気なのは価格の安さが魅力
安くて、タイヤ性能が良いのですから、人気になるのは当然だと思います。
15年前からアジアンタイヤを試乗テスト評価してきました。
いよいよ国産タイヤをしのぐレベルまでのアジアンタイヤのレベルが
上がってきたことは確かだと思います。
アジアンタイヤは性能が悪いというのは、もはや過去の話です。
試乗テストしたアジアンタイヤは性能評価レビューを書いていますので
タイヤ選び、タイヤ交換、サーキットタイムアタック等の
アジアンタイヤ選びの参考にして頂けたら、うれしいです。
コチラも参考に!
私もアジアンタイヤの価格を始めて見た時は、あまりの安さにビックリしました。
きっとアジアンタイヤの値段を見たら、その安さに驚きます!
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