MA70機械式LSDオーバーホール作業です
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MA70スープラは純正で機械式LSDが入っていて、今までオーバーホールは4回、
また全く効かなかったので、分解・洗浄して、磨耗状態を点検、ダメな部品を交換することに。
さて機械式LSDの中身はどうなっているんでしょう。
特に異音とか全くなしでも距離が距離だけにかなり磨耗しているんじゃないかな。
機械式LSDを下してオーバーホールスタート
いや〜さすがに汚れがひどい、デフオイル交換は1万キロごとにやっていたんだけど、
やはりサーキット走行すると相当油温が上がっていたんだね!オイル焼けで汚れがこびり付いている。
ベアリングキャップを外し、リングギヤとLSD本体を外すとこんな感じ、
サイドベアリングは全く大丈夫だ。オイル性能が上がっているんだね。
リングギヤにあたる部分のピニオンギヤ共に、全く問題なし!よくここまで磨耗しないもんだ?
あの添加剤が良かったのかな?
まわりのボルトがリングギヤを止めているボルトで内側がLSDケースを止めているボルトです。
このボルトは強化ボルトなので、かなりのトルクで締まっています。なかなか緩まないぞ〜!
ケースを外すとディファレンシャルギヤがでてきます。
このピニオンギヤの下がLSDの最も重要なところなんだ。
片側だけでもこんなにプレートが入っているんだよ。LSDケースの一番奥に入っているプレートがクリアランス調整シムなんだ。
組み付ける前には洗浄が必要だね。汚れはしっかり落とそう。
組み付けの時の注意は、プレート1枚1枚にたっぷりLSDオイルを塗っていくことだ。
これをやらずに組んでしまうと、組み上がって即走行なんかしたら、あっという間にディスクプレートが磨耗してしまうからね。
これはLSDオイルが入っているから大丈夫だろうと思うけど。
LSDの場合デフオイルを入れてからディスクプレートに浸透するまで1日ぐらい掛かるんだ。
これはLSDオイルはとても硬いからなんだよ。だから通常はLSDをオーバーホールしたあとは
、オイルを入れて1日たってから走行するのがベストなんだよ。トラブル回避のためにもね。
片側が完成、あとはケースを組む時にLSDオイルをたっぷり塗って組み付ければOKだね。
LSDケース側が出来たところで、今度はリングギヤ側だ。
ここがピニオン部、左右のタイヤに回転差をあたえるところだね。
ピニオンクロスシャフトの真ん中に入っている部品だ。なんでスプリングが入っているの?
と思ったかたもいるかな?このピニオンギヤの上にはサイドピニオンが乗っかるんだけど、
このサイドピニオンが実は回転と共にサイドフランジ側、コーナー走行中に駆動力アクセルONまたは逆のエンジンブレーキ状態のときは外方向にスライドするようになっているんだ。
サイドピニオンが戻るときのクッションの役割とサイドピニオンの位置決めをしている重要な部品なんだよ。
ピニオンを外すとこんな感じです。洗浄して、クロスシャフトとピニオンのキズや磨耗の点検をして、全く問題なしでした。
これは洗浄して組みあがった状態。LSDケース側と同じだから説明は、省略です。
でLSDの作動なんだけど、4つのピニオンギヤに写真の内側のサイドピニオンが接触しているんだけど、
コーナーを曲がると外側のタイヤと内側のタイヤに回転差をあたえなくてはいけないよね。
内側のタイヤより外側のタイヤの方が大きな円で曲がっているからね。
この回転差をだすためにコーナー中、4つのディファレンシャルピニオンが回りだす。
ここまでは普通のデフと同じなんだよ。
ここからちょっと普通の運転の話じゃないけどアクセルONで駆動をあたえると内側のタイヤがグリップを失い空転状態になり4つのピニオンの回転もアップする。
すると、そこに噛み合っているサイドピニオンが4つのピニオンから離れる方向、
浮き上がると言ったほうが分かりやすいかな?そうするとサイドピニオンの後ろにあるディスクプレートを押し付けて
駆動力をサイドフランジからドライブシャフト側に伝える構造になっているんだよ。
だからこのLSDは左右の回転差があればあるほど効く構造なんだ。ちょっと難しかったかな?難しいよね!
リングギヤの磨耗や損傷も点検しておこうね。当然ギヤの裏側も、このリングギヤはまったく問題なしでした。
今回はリングギヤに当たるドライブピニオンギヤは外していないけど、ドライブピニオンギヤを外した場合や新品にした場合やリングギヤを交換した場合は、
リングギヤとドライブピニオンギヤとの歯当たりの調整が必要になるから、ここはメカニックの経験がないなら触らない方がいいよ。
この調整を間違えると、異常発熱でオイルが焼けたり、ギヤ破損でデフがロックしたり、とても危険な状態になるからね。
歯当たりが悪いとギヤのうなり音がするから、このうなり音はクルマをバックさせるとデフからうなり音が必ずでるから、
音を覚えておこうね。バックの時にうなり音が出るのは異常ではなく、でるのが当然だから心配はいらないよ。この音が前進時にでたら要注意だからね。
あとは、LSDケースを合体させてボルトを対角線ごとに締め付け最後に規定トルクで閉めればOKだね。
組む前にはもちろんLSDケース内のピニオンなどにたっぷりオイルを塗ってからね。
これでLSD本体のオーバーホールは完成で〜す。あとは面倒な作業が待っている?
面倒な作業、パッキンはがし
キレイに剥がさないと。あとでオイル漏れになるぞォ〜
デフキャリア側もパッキンがしっかり剥がれた。あとはデフキャリアのサイドシールを打ち変えて、
LSDを取り付けて、液体パッキンを塗り、キャリアカバーを閉め、サイドフランジを付ければ終了だね。
以上でLSDオーバーホールは今日で終了で〜す。黒70に取り付けようと思っていたけど、これはスペアーかな?
今のところ次回のサーキットはトルセンデフで走ろうと思っていま〜す。ドリフトするなら、もちろん機械式にするけどね(笑)
そうそう、LSDにはいろいろな種類があるんだけど、基本的なのは3種類を覚えておこう。
今回の「機械式」とウォームギヤを組み合わせてギヤの抵抗を利用している「トルセン式」、
あと特殊なシリコンオイルの抵抗を利用している「ビスカス式」だ。それぞれ機構が違うので、効き方も違うし性格も違うんだ、
分解する機会があったら説明するね。といってもトルセン式とビスカス式はオーバーホールできないんだ、LSD部Assy交換だけどね。
激安アジアンタイヤ試乗、タイヤ性能レビュー情報です
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実際タイヤは履いてみないと、性能は分からない、
これが10年以上前アジアンタイヤに出会ってからの結論で、
価格が安いから、イロイロなタイヤが試せそうが、実はホンネです。
安くて性能が良いタイヤがあれば、そちらの方が得ですからね。
そう思いアジアンタイヤの性能を10年以上前からテストし試乗レビューすることに決めました。
そしてアジアンタイヤの評価には、価格の概念なしに評価しようと思いました。
価格が高いタイヤは性能が良いという概念を抜きにして率直な感想、
感じた感覚でタイヤ性能を評価レビューしています。
実際アジアンタイヤを試乗して感想レビューをしているブログを長年書いています。
ですから、タイヤ選びの、お役に立てると思います。性能の良いタイヤをより安く。
黒70がアジアンタイヤを実際に試乗し、タイヤの性能評価レビューを書いているブログです。
コチラから⇒アジアンタイヤの特徴と感想情報サイト
アジアンタイヤの値段を見たら、そのあまりの安さに、驚きますよ!
タイヤ選びの参考にして頂けたら、うれしいです。
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